野外活動よもやま日記

登山や身近なトレッキングの活動を記します

2026.04.26 鳥海山登山#R8-01(矢島口・七高山)

トピック

今年の山開きは4月24日(金)

これまでは4月29日(昭和の日)の前日が山開きというのが定番でしたが、今年はその前週の金曜日が山開きとなりました*1。これによって登山口である「祓川はらいかわ」までは、この日以降冬期閉鎖になるまで24時間アクセス可能になります

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これと歩調を合わせるように鳥海山「象潟きさかた口ルート」の登山口である鉾立ほこだてへのアクセス道路である鳥海ブルーラインも全区間通行可能となりました。ただしこちらの方の道は例年5月中旬頃まで*2は夜間通行止めが続きますので注意が必要です。その他詳細についてはこちらをご覧ください

登山口から山頂まで連なる雪の大斜面
  • 鳥海山矢島口ルートは鳥海山の秋田県側に広がる北方斜面を登るルートです

画像1(08:41)祓川ヒュッテ前より山頂をのぞむ

祓川ヒュッテ_20260426

  • 登山口(標高1,175メートル)から山頂(標高2,229メートル)*3まで標高差約1,000メートルを一気に登ります*4
  • 上の画像のとおりこの時期は斜面一面残雪に覆われています。ルート上遮るものがありません
  • したがって頂上から登山口まで一気に滑走できることになるため「スキーヤー」「スノーボーダー」が全国から集まります。特にゴールデンウィーク期間中は上下2つからなる駐車場はスキーやスノーボードを積んだ車でほぼ満車になります

画像2(08:21|08:38)祓川駐車場

祓川駐車場_20260426

画像左:駐車場(下側)|画像右:駐車場(登山口近くの上側)

残雪期の鳥海山を「つぼ足」で挑む
  • 多くのスキーヤー・スノーボーダーを横目に今年も「つぼ足」で山頂を目指しました
  • 当日の装備については昨年とほぼ同様。詳細はこちらのとおり*5
今年もあります【シャトルバス】

今年も昨年に引き続き「ゴールデンウィーク期間限定シャトルバス」が運行されるようです。県外から訪れるお客さんには朗報です

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1 登山概要

  1. 日時 4月26日(日)8時30分から13時31分(詳細は「2 行程とポイント画像」のとおり)
  2. 山域 鳥海山・祓川コースにて七高山(2,229メートル|外輪山最高峰)まで
  3. 登攀方法 つぼ足(スノトレにチェーンアイゼン)
  4. メンバー ソロ
  5. 天候 快晴
  6.   微風
  7. 気温 登山口にて摂氏15度から20度弱程度(推定)

2 行程とポイント画像

登り・下り ルート取り 行程
登り ルート旗による 08:30【駐車場(下)|画像2】-08:45/51【祓川ヒュッテ|画像1】-09:46【七合目(御田)|画像3】-10:05【八合目(七ツ釜避難小屋)|画像4】-10:58/11:05【九合目(氷の薬師)近辺|画像5】-画像6-12:11【七高山|画像7画像8画像9
下り バリエーションル-トを入れる 12:31【七高山】-画像12画像11-13:32【祓川ヒュッテ】

画像3(09:45)七合目の様子

七合目御田_20260426

中腹の急斜面*6。画像中にあるポールは道迷い防止用「ルート旗」。今回登りはこのルート旗に従って登っていきます

画像4(10:05)八合目近辺「七ツ釜避難小屋」

七ツ釜避難小屋_20260426

急勾配の斜面を登ります。横に「七ツ釜避難小屋」が見えます

画像5(10:58)九合目(氷の薬師)近辺

氷の薬師近辺_20260426

山頂域に近づいてきました。しかし焦りは禁物です。ペースの維持を心がけます。ここで風に冷たさを感じたこともありレインウエア(上)を着込みました

画像6(11:29)最後のルート旗と舎利坂

最後のルート旗_20260426

ルート旗は山頂まで設定されているわけではありません。画像は最後の「旗」です。ここから山頂にむけて急坂(舎利坂)を登り詰めます

画像7(12:12)七高山・山頂の標

七高山・山頂_20260426

鳥海山・外輪山のピーク「七高山」の頂(2,229メートル)に設置されている標です。半分雪に埋もれています

画像8(12:13)鳥海山「新山」を眺める

外輪山から真っ白に雪をかぶった溶岩ドーム「新山(2,236メートル)」を眺めます。今回は新山には登らずこの「七高山」で引き返します*7

新山_20260426

画像9(12:15)七高山から外輪山を眺める

七高山から外輪山_20260426

【象潟口ルート・外輪山コース】はこの外輪山の登り詰めによるアプローチとなります。外輪山の向こう側に本来であれば「月山(1,984メートル)」が見えます*8

3 踏跡

国土地理院地図にGPSログを記録してみました

図1 GPSログ(地理院地図)

地理院地図with_gps_20260426

「赤いライン」が登りのログで「青いライン」が下りのログです。登りはできるだけ「ルート旗」に沿い、下りは一部バリエーションルートを入れました*9

4 その他情報

4-1 積雪の状況

昨年と比較して積雪量は少ないように思われます。次の画像は山頂である「七高山の標」の雪からの析出状況です。向かって左が去年の5月1日、右が今年4月26日の状況です

画像10(12:11)七高山・道標|雪からの析出状況

七高山_積雪変化_20260426

4-2 「ルート旗が導く道」と「バリエーションルート」との分岐点について

図2 登山道イメージ図

矢島口残雪期_イメージ図_20260426

  • 今回、下山の際に歩いたバリエーションルートは図2中「二重線で示した道」です
  • この内、緑色の丸印をした地点が「ルート旗が導く道」と「バリエーションルート」との分岐点(接続ルート)ですが分かりづらいこともあり撮影してみました

画像11(13:10)バリエーションルートからの接続

バリエーション接続区間_20260426

  • 上の画像中「赤矢印」が登りルートです。この「登りルート」にバリエーションルート「青矢印」が低灌木の間を抜けて「七合目・御田」の手前(急登の登り初め地点)にて合流します
  • この区間は雪解けが進むと低灌木の析出度合いが大きくなり、それにつれて通り抜けが困難になっていきます。このようにバリーエーションルートは雪消えが進むにつれて歩きにくくなっていく宿命にあると言えます
  • なお図2中の「大きな赤バツ」はここから下には進入しないようにとのポールによる立入禁止標識。こちらも撮影しておきました

画像12(13:08)竹ポールによる立入禁止標識

閉鎖標識_20260426

  • この立ち入り禁止標識の向かって左側に画像11の接続ルートがあります

5 雑感

  • 山頂直下の急登「舎利坂」。何度登ってもその苛酷さが身に染みます。それでもなお下界に下りるとまた登りたくなるのですから不思議なものです
  • 本格的な夏山シーズンに向けてこれから季節が進んでいきます。折りを見ながらブログをアップしていきたいと思います

*1:「新緑・桜・雪の回廊」をセットで楽しんでもらいたいとの「秋田県にかほ市観光協会」等からの要望に対する秋田県側の配慮が影響していると推察されます。関係記事はこちら

*2:本年は5月18日(月)まで

*3:今回は外輪山の最高峰「七高山」になります

*4:踏破距離としては片道約4.8㎞です

*5:ただし「足もと」は本年は昨年とは異なり「スノトレ」に「チェーンアイゼン」装着に変更しております。その他は概ね同様です

*6:灌木を挟んで向かって左側にバリエーションルートあり。この斜面よりも「やや緩やか」な勾配となっており、当日は当該ルートを選択する方が多かったように思います

*7:「七高山」と「新山」のおおよその位置関係はこちらのイメージ図のとおり

*8:実は肉眼では見えていたのですが、写真技術の未熟さゆえに写し取ることができませんでした

*9:往路についてはグーグルマップにもアップしました